オーナー向け経営情報
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物件の収納力UPの裏ワザ
2016-04-14
賃貸市場の繁忙期も終盤です。より選ばれる物件になるために何が出来るか・・・
常にニーズの高い「収納」について取り上げます。●「収納」ニーズは高く、満足すると定着
モノは巷にあふれ、お部屋にもあふれ、断舎利でもしないとなかなかスッキリ出来ないのは世の常ではないでしょうか? 書店には多くの「片づけ本」も出ています。
「収納」は永遠のテーマ…とまではいかないですが、賃貸物件でも「収納が少ない」「収納が使いづらい」それだけでお部屋探しの選択肢からはずされてしまうケースは少なくありません。
逆に、入居者が現在の収納に満足している場合、長く住んでもらえる可能性が高くなります。●賃貸物件の収納力をUPするには…
賃貸住宅では多くの場合、壁に穴を開けたり傷つけたりすることが禁じられています。棚に絵や雑貨を飾りたいと思っても外したあとの穴跡が気になってなかなかできないのが現状です。
こうした入居者の悩みを解消する商品が出ています。
①ホチキスで棚を設置
一般的なホチキスを利用して石膏ボードの壁に取付けることができるもの。取付け金具一つにつき数カ所のホチキス針で固定し、金具に棚やウォールハンガーなどを掛けて設置します。ホチキス針を外しても虫ピンの穴より小さな跡しか残らないので、賃貸物件にはもってこいです。耐荷重6㎏~10㎏と商品バリエーションがあります。
②突っ張り棒のような柱を設置できる樹脂パッド
商品は樹脂製のパッドで、使用するには、設置する場所の天井高から約4.5cmカットした市販のツーバイフォー材の両端に取付け、垂直に立てて固定します。上部のパッドにはバネが付いていて設置しやすくなっています。2本使用して棚受けを取付ければ飾り棚となりますし、1本だけでもフックを取付けてカバンや帽子などの壁掛け収納として利用できます。工夫次第で様々な用途に使用でき、ツーバイフォー木材はペイントもできるので、ネット上にはオシャレに彩られたものが紹介されています。
入居者が物件をカスタマイズできるDIY物件などが最近は注目を集めていますが、そうした物件での利用価値は大きいと思います。
③デッドスペースを生かす
天井付近や梁下などのデッドスペースに取付けて使用するコンパクトタイプの収納ボックスが開発されています。A4サイズの雑誌などが収納できるように設計されており、居室やリビングに限らず、トイレや洗面所の上部スペースにも設置できるように圧迫感のない仕様となっています。
賃貸物件では、トイレや洗面所の収納が無いことが多く、入居してから不便さを感じることがありますが、そうしたところに設置することで使い勝手がUPします。内部には専用の棚を取付けることも可能で小物を整理しやすくなっています。以上、様々に工夫をこらした収納商品が出てきており、低コストで取り組みやすいものもあります。
参考:「全国賃貸住宅新聞」 ㈱全国賃貸住宅新聞社 一部引用
せまいから…収納スペースはムリ…とあきらめず、物件の収納力UPに役立ててみてはいかがでしょうか?
テーマ名
ページ作成日 2016-04-14
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