オーナー向け経営情報
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これからの賃貸に快適なインターネット環境は…
2018-05-29
スマートフォンやタブレット端末でインターネットを楽しむ人が増えています。
近年、お部屋探しの際に物件のインターネットの通信速度を気にする人も増えてきています。
賃貸物件の人気設備として、「インターネット無料」設備は「これがあれば相場より家賃が高くても決まる」ランキングでシングル・ファミリーともに1位です。
インターネットに関する一定の知識を持つ入居者も多く、期待したネット環境が得られないことにより、クレームに繋がることにもなりかねません。
●急増するネット通信量
国内の通信量そのものが近年急増しています。総務省から発表されている「国内のネット通信量の推移」によると、2015年11月からわずか2年後の2017年には通信量が約2倍になっています(【図1】参照)。
理由としてはスマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、動画配信サービスやゲームなどの利用が急速に増えていることが挙げられます。動画やゲームなどはデータ通信量の多いコンテンツのため、利用者が多くなるとインターネットの通信量が増え、回線内の信号が混雑して利用者の通信速度が鈍くなってしまいます。
動画配信サービスについては、近年、HuluやAmazonプライムビデオなど有料動画配信サービスの利用者数が増加しており、ユーチューブ等の無料動画と合わせるとその需要は今後もさらに高まると見られています。
●ネット回線のバランスと施工不良に注意
割安さを追求しすぎるあまり、一本のネット回線を多数戸で分け合って使用する場合、時間帯によってはすぐに渋滞になり通信が止まってしまうことも。
また、導入時に安く請け負う企業の中にはネットワークの知識がないまま施工しているケースもあり、トラブルとなってしまう場合もあるため注意が必要です。
●インターネット回線の仕組みを知って導入を
回線の種類は「光ファイバー」と「同軸ケーブル」の二つに大別でき、ネット回線の容量が大きいのは「光ファイバー」です。容量が大きければ混雑が起きにくいため、通信速度が遅くなることなくネットを楽しめます。インターネットに速い・遅いが生じるのは時間帯によるネット回線の混み具合に左右されます。
光ファイバーは容量が大きい分混雑しにくいため価格が割高になります。そのため、少しでもコストを減らしたい場合は敬遠されることもあります。一方、同軸ケーブルは容量が小さいかわりに安価で導入できるため賃貸市場では一般的に導入されています。施工がしっかりしていれば通信速度も安定するといわれています。
光ファイバーと同軸ケーブルを併用する場合もあり、建物までは光ファイバーで、建物から各戸につなぐ回線は別のケーブルというのは良くあるケースです。
賃貸住宅にネット設備を一括導入するときは、施工会社が十分な施工知識を有する会社かどうか、また、一部屋当たりの使用容量と価格のバランスを見極めることが重要です。
参考:「全国賃貸住宅新聞」 ㈱週刊全国賃貸住宅新聞社
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